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公正証書遺言

2018/03/22 (木) 15:23
公正証書遺言
 自筆証書遺言と並び作成されるのが公正証書遺言です。公証役場で証人二人(以上)の同席のもと、公証人が遺言者から遺言の内容を聞き取って作成します。
 
公証役場で保管
 
 長文の遺言を自分で書くのは大変な労力を要します。書き方を誤ったり、内容が特定できなかったりすると無効になる怖れも。公正証書遺言は公証人が作成するので自身の負担は軽くなり、無効になる可能性も低いといえます。自筆証書遺言は紛失したり、他人に書き替えられたりする可能性がありますが、公正証書遺言は原本を公証役場で保管するので、紛失や変造の恐れもありません。
 
遺言の執行も円滑
 
 自筆証書遺言は、遺言者が亡くなった後に、遺言の存在と内容を明確にする「検認」が必要。遺言書の内容を明確にして遺言書の偽造・変造を防止するため、家庭裁判所で手続きをします。検認には、関係者の戸籍を取り寄せたり、相続人全員に裁判所から通知しなければならず、手間と時間がかかります。公正証書遺言は、検認手続きが不要となり、円滑に遺言を執行できます。
 
身体が不自由でも残せる
 
 公正証書遺言は遺言の趣旨を直接口伝えし、公証人が作成した遺言を遺言者に読み聞かせて作成するのが原則。声が出なかったり、耳の聞こえない人は、手話や筆談を利用して遺言を作成できます。けがや病気で公証役場に出向けない時は、公証人に自宅や病院に出張してもらって作成できます。
 また公証役場では、遺言者名や作成日などをコンピューター管理し、遺言者が亡くなった後なら、全国の公証役場で遺言の作成の有無を確認できます。
 書き間違いや法的なミスなく執行できる公正証書遺言。手間とトラブルを避けたい人は、専門家に相談しましょう。